文学部の卒業生は、社会のさまざまな場所で活躍しています。
4年間の文学部での学びが、実社会でどう生きているのか。
自分の信じる道を進む、卒業 生たちに質問してみました。

interview 04

電子漫画の営業・編集をしています。双葉社の電子漫画作品をより多くの人にお届けできるよう、主に電子書店さんに向けて働きかける営業の仕事と、漫画家さんと電子向けの漫画づくりをする編集の仕事をしています。電子漫画の市場を追いかけながら、どうしたら双葉社の作品を読んでもらえるか、どのような作品が求められているのかを、日々考え続けています。

在学時、私は内藤淳先生と中釜浩一先生、2つのゼミに所属していました。内藤淳先生のゼミでは、3年次にスティーブン・ピンカーの『暴力の人類史』を、4年次にジョナサン・ハイトの『社会はなぜ左と右にわかれるのか――対立を超えるための道徳心理学』を読み込みました。中釜浩一先生のゼミでは、3・4年次にトマス・ネーゲルの『どこでもないところからの眺め』を、2年かけて読み込みました。
卒論では、「強制しても正当とされる行為はあるのか ミルの『自由論』から」というテーマで、「多様性の尊重」について書きました。「多様性の尊重」を主張するミルの考えを支持する一方、ミルもまた多様性を尊重できずに強制してしまっている行為があるのではないか、ということを論じました。ゼミでの議論などを通して、道徳よりも多様性を大事にしている自分の考えの特徴に気づき、そうした考えをまとめたいという思いから、このテーマに決めました。

内藤ゼミと中釜ゼミ、それぞれのゼミで夏季休暇に合宿をしたことが、いちばんの思い出です。いつもは時間ギリギリまで議論が白熱しても、ある程度きりの良いところで授業を中断し、来週に持ちこさなければいけなかったところを、合宿では時間を気にせず存分に議論することができたので、とても楽しかったです。先生とも一緒に深夜まで語り明かすことができたのが印象的でした。
哲学科ではゼミ加入前の1年次にも、学年全体で合宿をする機会があり、その時もさまざまなテーマで自分の考えを発表する場がありました。そこから教授がどのように議論を発展させていけば良いのかを、丁寧に教えてくれました。こんなにも多種多様な考えを持った人達とこれから議論していけるのだと、気持ちが高揚したのを今でも覚えています。
人間の本質に迫るような話は普段なかなか人と話す機会がないと思いますが、哲学科では常日頃考えていることを話せる空気があったため、そんな人達と様々な考えを交換しあう時間は、本当に貴重なものだったとしみじみ感じています。

ゼミを通して、あらゆる思考力を養うことができたのではないかと思っています。
どちらのゼミも、ゼミ生が担当範囲の要約レジュメを発表し、その解釈が正しいのか、そこで主張されていることについて自分がどう思うのか、ということについて議論する形式でした。それぞれの著者の持つ思想内容ついてはもちろんのこと、それらをあらゆる視点から考え読み取る力、それらに対する自分の意見を言語化する力、他の人の意見を深く理解する力…そうした思考力を鍛えることができました。人と比べて自分の考えにはこういう特徴がある等、様々な議論を通して自分を知ることもできました。

昔から漫画が大好きだったのですが、具体的に出版社のお仕事に興味を持ち始めたのは高校生の時です。愛読していた漫画雑誌に「編集部に遊びにきませんか?」という企画が載っているのを見つけ、本来なら小学生向けの企画だったところを、編集部にお願いして参加しました。その時に意見を聞かれた雑誌の表紙デザイン案が後日、形となって店頭に並んでいるのを見た時とても嬉しく、そこから編集者の仕事に興味を持つようになりました。

やはりゼミで身につけた思考力が、とても役立っているように感じています。
特に出版社の仕事には正解がなく、様々な考えを持ちながら働く人達がいる中で、自分はどのような立場で考え行動していくのか、ある程度は自分で決めていかなければなりません。また、物事を判断していく上で、仕事相手や読者の方々がどのようなことを大切にしているのかを理解することも、重要になっていきます。そうした時に、自分の意見を持ち言語化することや人の意見を深く理解することに向き合い続けた、学生時代とのつながりを感じます。
また、「自主マスコミ講座」の出版コースにも所属していたので、そこではまさに今のお仕事につながるさまざまなご縁を頂きました。先輩方から話を聞いていたおかげで、仕事内容に大きなギャップを感じずにスタートすることができたのも、大きかったように思います。

自分の仕掛けた作品を読んだ読者の方々から嬉しい感想をもらえると、安堵とともにやって良かったなぁと強く感じます。私自身、漫画の力にたくさん助けられてきたので、私もそうした力を少しでもお届けしたいと思っているからです。
また、この作品はおもしろい!この作家さんには才能ある!と思った時に直接働きかけることができるので、そのぶん責任感や緊張感もありますが、大きなやりがいを感じることができます。

私は、人の気持ちを思いやれる大人になりたいと思い、さまざまな考え方を学べる法政大学文学部哲学科を志望しました。まだまだ発展途上ではありますが、あんなにも多種多様な人と出会い、様々な考えに深く触れることができた4年間は、もうないのではないかなと思います。そして卒業後も交流の続く教授や同級生、先輩、後輩…かけがえのない出会いがたくさんありました。
もちろんどんな環境でもある程度は自分次第だと思いますが、いろいろなことを議論できる仲間や環境を探している方には、うってつけの場所です。皆さんにも、ぜひ法政大学文学部でかけがえのない時間を過ごして欲しいなと思います。

interview 02

営業部で、主に個人のお客様をターゲットに公演チケットを販売しているチームで働いています。チケットの販売促進のための企画を考えたり、メールマガジンやSNSを活用した情報の発信を行ったり、チケットの販売に関する様々な業務に携わっています。

在学中は江戸時代の文学作品を学んでいました。ゼミでは様々なジャンルの作品を仲間と協力しながらテーマを見つけ、研究していました。江戸の息吹を感じられる市ヶ谷で学べたことも、貴重な経験になったと感じています。卒業論文は、『南総里見八犬伝』で有名な曲亭馬琴の作品を選び、とある読本作品の主人公の人物造型と、そこから見える作者の意図を考察しました。作品そのものを読み込むことはもちろん、時代背景やこれまでの研究成果なども精査し、結論を導き出しました。卒業論文を完成させるまで色々と大変なこともありましたが、この経験は私の人生において大きな宝物になっています。

自らが志望した学科に入学し、さまざまな出会いがあったことでしょうか。中学生のときに古典の面白さに惹かれ、高校時代に大学では日本文学を研究したいと強く思い、法政大学文学部日本文学科を志望しました。そして高校まではあまりよく知らなかった江戸文学と出会い、第一線で活躍されている教授陣・切磋琢磨しあえるたくさんの仲間たちと多くの貴重な時間を過ごすことができました。大学を卒業した今、4年間の一つひとつの出会いは、本当にかけがえのない大切な瞬間であり、自分の人生において必要な経験ばかりだったのだと実感しています。

常に物事を多角的に捉え考察する力です。ゼミでの研究発表や卒業論文を執筆する上で、歴史的背景や作者の置かれていた状況、過去の研究成果や課題など、考察を導くために必要な情報収集を行う作業は、いまでも場面を問わず活きています。収集した情報を並べ、正解に近いものは何か、情報から導き出される意味は何か、これは担当している公演の販促計画を考えるうえでも活きている力ではないかと考えます。

入学当初は、将来は大好きな演劇にかかわる仕事か、博物館や美術館に関係する仕事に挑戦してみたいと思っていました。学年があがるにつれ、研究している江戸文学とも結びつきが強い演劇の仕事に深く興味を持ち始め、就職活動をしているなかで最初に内定をもらったのが現在の会社でした。これもご縁と思い、入社を決めました。

演劇は江戸文学ともつながりがあるので、講義やゼミで得た知識は仕事をするうえで大いに役立っています。また、学生時代は講義やゼミでレポートを書いたり発表をしたりする機会が多かったので、文章を組み立てる力や正しい日本語を使う能力はもちろん、とくに相手に伝わる文章を書く力を磨くことができたと思います。これらの力はさまざまな仕事の場面で確実に役立っていると考えます。

業務のなかで、個人のお客様からのお電話をとることも多いのですが、「この前のお芝居は面白かった」「また明治座に観劇に行きたい」などのお言葉をいただいた時は嬉しいですしやりがいを感じます。以前所属していた部署では、お客様のお声を直接聞く機会はあまりなかったのですが、今は自分が携わっている舞台が、どのようにお客様に受け入れられているのかを知る機会が増え、業務を遂行するうえでの考え方や方針を練り直すきっかけになっています。SNSでの口コミだけでなく、お客様の生の声を聞くことができることには、非常にやりがいを感じます。

みなさんは“大学”に、そして“法政大学文学部”にどのようなイメージをお持ちでしょうか。私は、「自分の可能性を広げ、これまで出会うことのなかったモノ・コト・ヒトに出会える場所が大学である」と思っています。そして数多ある大学のなかでも「法政大学文学部」はその出会いがたくさん経験できる環境が整っているところであると考えます。未曽有のこの状況のなかで、厳しい局面もたくさんあるとは思いますが、法政大学文学部を目指して日々頑張っていらっしゃる皆さんが、将来ご自身の可能性を大いに広げることができるよう、そしてたくさんの素敵な出会いと巡り合えますよう、心から応援しています!

interview 03

バンダイナコビジネスアークは、世界中にエンターテインメントを展開するバンダイナムコグループの管理部門を担っている会社で、私は経理財務部に所属し、バンダイナムコエンターテインメントの債務業務及びバンダイナムコビジネスアークの予実管理業務を担当しています。海外にある取引先とのやりとりもあるためグローバルな仕事も行っています。

社会言語学を専攻し、ゼミでは友人同士の会話から著名人の演説に至る様々な研究材料を録音、文字起こしを実施。そこで発言の表層的な意味と、状況から読み取れる実際に込められた意味などを読み解いていきました。学期末にはチョコレート菓子DARSの広告をチームで分析・提案し、森永製菓の社員の方へ発表する機会があり、社会言語学を応用して幅広く学び、経験しました。

英文学科の友達と旅行に行ったり、飲み会に行ったり、とにかくアソビに全力投球しました(笑)。なかでも30人で行った旅行は、大きな車を3台借りて遠足のような気分を味わいました。学科が大規模でない分、授業やゼミでたくさんの友達ができ、充実したキャンパスライフを送ることができました。

卒業しても定期的に連絡を取り合う友達は私の財産だと思っています。英文科に在籍していたので旅行や航空関係の仕事をしている友達が多いのですが、働く環境が違うからこそ新鮮な話も多く、面白いです。
また、社会言語学を専攻していたので、言葉の選び方や伝え方は常に考えています。自分の伝えたいことをわかりやすく相手に伝えることを意識して会話やメールをするなどしています。

「楽しい」に関わる仕事に就きたいと思っていたのと、子どもが好きだったのでおもちゃやゲームを扱うこの会社に出会いました。いろいろなライフイベントを経ても長く働きたいと思っていたので、「総合職でも全国転勤はなし」などといった条件で絞っていった結果、この会社にたどり着きました。

社会言語学を専攻していたので、言葉の選び方や伝え方は、社会に出た今も常に考えています。円滑に意思疎通を取ることができると、仕事もスムーズに進めることができます。自分の伝えたいことをわかりやすく相手に伝えることを意識して会話やメールをしています。

入社2年目の時にプロジェクトリーダーを任せてもらうことがあり、自分の意見が認められ、実現できたときは大きなやりがいを感じました。若手でも活躍できる場が多くある会社だと感じています。また多くのグループ会社の方と関わる機会もあるので、困ったときに頼ってもらったり、何か力になれたりしたときも嬉しいです。

受験勉強をしていると頭でっかちになりがちですが、大事なのはどこに行くかではなく、何を考えてどんな経験をするかだと思っています。今は孤独で、大変かもしれませんが、努力した経験は必ず今後の自分の糧となります。周りで応援してくれている人や陰で支えてくれている人もたくさんいます。無理せず、健康第一で、学ぶことを楽しんでください!

interview 04

法人や個人のお客様の資産運用のコンサルティング(株式・債券・投資信託など)をしています。

日本近代史のゼミで、大正・昭和期に労働運動で活躍した長野県の政治家であった棚橋子虎という人物の日記を読み解き、当時の状況を詳細に学びました。

大学入学が決まった高校生の春休みから、大学卒業まで続けたレストランのウェイターのアルバイトです。4年間を通して、大学だけでなくアルバイトからもさまざまなことを学びました。

勉強と遊び、アルバイトなどの両立です。やりたいことがたくさんあったので、時間管理を意識するようになりました。さらに、大学において必要な主体的に学ぶ姿勢も身につけました。

証券会社は個々の努力や成績を評価する会社です。もともと負けず嫌いな性格であることもあり、仕事をした分、評価をしてくれる会社に入りたいと考え、志望しました。
もともと文学部史学科に入学した動機は、高校の社会科の教員になり、高校野球の監督をやってみたいというものでした。しかし、2.3年生の頃から、自らの将来について改めて考えるようになり、一般企業の就職を志望しました。教育学部ではなく文学部を選んだのは、こういったかたちで違う職業に就きたいと思った時に、文学部の方が進路選択の幅が広いのではないかと思っていたからなので、あの時の選択は正しかったと思っています。

史学科で学んだ内容が、現在の仕事に直結していることはそれほどありませんが、職務において大切な「(物事や人を)知るということ」は、史学科での歴史の学びに通じるものがあると感じています。現在の職業は対お客様の営業であり、お客様の資産を預かる仕事であるため、大きな信頼を得ないと難しい仕事です。そこで一番大切なことはお客様を知るということです。お客様の属性、ニーズ、考え方などを知ることで提案の幅も広がり、よりお客様に寄り添った提案ができるため、信頼を得やすくなります。
歴史を学ぶ際には、上辺だけではなく、史料や文献で細かな情報を調べて、より詳細な歴史を知ることで、今まで見ていた歴史よりも深い理解を得ることができます。史学科の学びは、どのような職業においても生かしていくことができると思います。

お客様に信頼していただけた時ですね。
よく勤務先の支店長が、私たちの仕事は「この冷蔵庫はもしかしたら温まってしまうかもしれないけど、おそらく冷えます」と、このように言う仕事だと話しています。皆がこのような説明で冷蔵庫を買うでしょうか?おそらくほとんどの人は買わないと思います。極端なたとえですが、それくらい難しい営業だということです。
だからこそ、営業員を信頼してもらえないと商品を買っていただくことができません。お客様に信頼していただき、提案した商品を買っていただくことが、この仕事の一番のやりがいだと感じます。

文学部は就職につながりづらい、そのような印象を持っている人がいるかもしれませんが、決してそんなことはありません。大事なのは大学在学中に何を学んだか、何を経験したかだと思います。
私自身、高校の教員を目指して文学部に入学しましたが、文学部とは全く関係のない、金融業である証券会社に就職しています。そういった意味では文学部は就職や進学など非常に幅広い選択肢がある学部です。今、やりたいことがある人も、まだ模索している人も、法政大学文学部での学生生活を通じて将来について考えてみてください。

interview 05

建設コンサルタント技術者(技術士、測量士)として勤務しています。平たく言うと、街を形作る、川や道路の計画や設計、防災などの仕事です。

文学部地理学科で自然地理学(水文学、水文地理学)を専攻していました。地理学科を卒業後、大学院に進学しましたが、学部、大学院ともに新潟県の魚野川という河川の水質の研究をしていました。魚野川の流域は、年によっては冬の積雪が3m以上になることもある豪雪地帯として有名で、雪や雪解け水がどのように河川の水質に影響を及ぼしているか、積雪や河川水の調査・分析を通して、そのメカニズムを明らかにしようという研究を行っていました。この地域は、「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」の有名な冒頭の一節から始まる、川端康成の小説「雪国」で語られた“雪国‟や、江戸時代に、雪国の文化や生活を活写した鈴木牧之の「北越雪譜」の舞台になるなど、文化的にも大変興味深い土地柄です。魚野川の流域は、雪国ならではの独自の文化を持つ地域として、自然と人間が織りなす現象を扱う‟地理学”のフィールドとして、大変価値のある場所だと考えています。

一番を探すのは難しいですが、自分の研究では、冬季に週一の積雪と河川水の現地調査を行ったことでしょうか。指導教官だった地理学科の小寺先生にも協力いただきながら、貫徹することができました。また、2011年3月に発生した東日本大震災はよく覚えています。4月以降、小寺先生やゼミ生、卒業生等とともに、震災のボランティアに何度も行きましたが、そこで得た経験は、今の仕事にも大変役に立っています。ボランティア先のお宅の主から、「私の家は、先祖の代に少し高いところに土地を買ったから、被害が比較的少なくて済んだ」という話を聞いて、標高が少し違うだけで被害が大きく違うことに、大変衝撃を受けました。震災の経験とボランティアで被災地に出向いた経験は、代え難い経験だと思います。

私が学生の時は、1年次に基礎ゼミ、2年次から専門のゼミに所属することができました。所属していた小寺先生のゼミ(通称水ゼミ)は、厳しいことで有名でしたが、「せっかく大学に来たのだから勉強や研究をしっかりやろう」と思って入ることにしました。大学時代は何度も学会発表をしました。もともと人前で話したり、積極的に話しかけたりすることが苦手だったのですが、このようなことを続けていくうちに、人前で話すのは少しですがうまくなったような気がします。今もあまり得意だとは思っていませんが、人並みにはできるようになったかと思っています。ゼミでの経験を通して、できないと思ったことでも、あきらめずに継続して続けていけば、できるようになる、不得手なことも不得手ではなくなる、このようなイメージを学生生活の中で持つことができたと思います。

大学院(博士課程への進学)か就職を迷っていましたが、先生から今の職場(朝日航洋)を紹介していただいたので、エントリーすることにしました。技術系の会社なので、会社に入ってからも研究を続けることができそうだったのと、社会人でドクターを取得された方が職場にいらっしゃったのも大きな理由でした。東日本大震災を受けて、防災に関心が高まっていたのも一つの要因です。

地理学には地誌という分野があります。地誌とは地域研究の一つで、その地域の歴史や文化、社会・経済、自然現象でいえば地形や地質、気候などの特徴を紐解き、その地域の課題や問題、特徴を明らかにしようとする研究です。水文学(特に水文地理学)では、対象とする河川の研究をしようとするときに、必ず水文誌を作ります。そこでは、その河川の水文・水質上(簡単に言うとその川の流量や水の綺麗さなど)の課題や問題を整理するのですが、その作業は、今の建設コンサルタントの仕事でも役になっています。なぜなら、建設コンサルタントは、さまざまなバッグボーンを持つ専門技術者が、自分の専門技術を使ってその地域のお客様の課題を解決するために、技術的な方策や政策的な提案をすることが必要だからです。地理学を学んだ人は、課題を見つけるのが得意になるはずです。課題や問題を見つけられる人は、意外と少ないと思っています。

点と点が一つの線につながったときにやりがいを感じます。全く違う二つのことが頭の中でリンクして「あっ、これあれと同じだ」とか共通点や関係性を見つけた時に、とても楽しい気分になります。今は、研究をさせてもらっていますが、研究はやはり大変なことのほうが多くて、このような経験はあまり多くはできません。ただ、数か月に1回くらいは「あっ!」と思うことがあって、その時にやっていてよかったなと感じます。

やりたいことがあれば、あきらめずにチャレンジして、継続して努力してください。何年かかってもいいと思います。やりたいことがない人も、何でもいいので継続して何かを続けていれば、何かが見つかります。それは、代えがたいものになるはずです。目の前に見えることや自分に自信があること、できそうなことだけをやるのではなく、自分にできそうもないこと、向いていなさそうなことからも目を背けずチャレンジして下さい。できないことを努力できる人は、どんな場所に行っても活躍できるでしょう。法政大学にはそれができる場所があると思います。そして、やるべきこと、やらなければいけないことではなく、やりたいことをやってください!未来は自分で選びましょう!

interview 06

選挙管理委員会事務局で各種選挙の管理執行、選挙啓発活動などを行っています。

心理学科に所属しておりましたので、社会心理学や認知心理学、犯罪心理学など自分の興味がある分野の講義を受講し、幅広い知識を身につけることができました。3年次から始まるゼミでは、言語心理学や認知科学を扱うゼミを選択し、卒業論文ではイラストや音楽と同時に曖昧な性格表現用語が提示された場合にイラストや音楽によってその用語の捉え方がどのように変化するかというテーマで研究を行いました。

心理学科のピアサポーターとして活動したことです。ピアサポーターとは、心理学科の学生がより快適な学生生活を送れるよう、学科の学生が主体となって活動する団体です。主な活動として、新入生歓迎会やゼミ説明会、スポーツ大会などの企画、運営を行いました。活動を通して、同級生だけでなく先輩や後輩とも仲良くなり、人の輪が広がりました。

「自分で新たな世界に飛び込む力」です。高校生まではどちらかというとおとなしいタイプで自分から手を挙げて何かをするということがありませんでした。しかし、大学生になって周りの友達や先輩が色々なことにチャレンジしているのを目の当たりにして、「自分も何かに挑戦したい」と思い、ピアサポーターやオープンキャンパスのスタッフなどを通し、たくさんのかけがえのない経験をすることができました。

もともと「人の役に立つ仕事がしたい」という漠然とした考えは持っていましたが、具体的に何の仕事がしたいかと言われるとよくわからない状態でした。私は1年就職浪人をしているのですが、大学を卒業して地元に戻って、さあ就活!となった時に、「人の役に立つ仕事がしたい」という考えのほかに「地元のために何かしたい」という気持ちが芽生え、市民のみなさんとお話する機会が多く、いろいろな仕事を経験できる市役所職員になりたいと考えました。

学生時代は、大学での授業、ピアサポーターの活動、アルバイト、オープンキャンパスのスタッフ、サークル活動と自分がやりたいと思ったことをどんどんやっていたので、課題や勉強は後回しにせず、やれる時にやることを心がけていました。そのおかげで、現在でも「気が乗らないなあ」、「やりたくないなあ」と思うような少し重い仕事でも後回しにせず、自分に気合いを入れてやり通すことができていると思います。

選挙管理委員会事務局の仕事で一番大変なのは、やはり選挙の執行です。選挙前は本当に忙しく、毎日夜遅くまで働いて、土日も出勤という状況になることが多いです。その期間は体力も精神力もギリギリで頑張っている状態ですが、無事に投票日を迎え、開票が終わり、結果の集計が終わった時は、ホッとすると同時に頑張ってきてよかったと思えます。

法政大学文学部は素晴らしい先生方、充実した環境のもとで自分が興味を持った分野の勉強がとことんできる場所です。そして、自分の世界が広がる場所だと思います。様々な人と出会い、様々な体験をすることで学問的なことだけではなく、多くの知識を身に付けることができるのではないか、少なくとも私はそうだったなあと大学時代が懐かしく思い出されます。みなさんにも是非、法政大学文学部で充実したキャンパスライフを送ってほしいです!

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